慶長6年(1601年)創業の約400年続く造り酒屋。赤穂塩などの通商で栄えた旧坂越港へ続く坂越本通りにあり、江戸時代には、赤穂藩の御用酒屋も務めた。300年以上前に建てられた、黒い羽目板に白い塗込め窓が美しい酒蔵は、今も現役で稼働している。酒蔵の一角にある郷土館では、奥藤家に残る昔の酒造道具、廻船業関係の資料、漁具などを自由に見学できる。ショップでは、忠臣蔵をはじめとした地酒が購入できるほか、赤穂の地酒「忠臣蔵」の利き酒も人気。酒蔵を中心として周辺には、今も落ち着いた旧来のたたずまいが色濃く残っている。
9:00~17:00
毎週日曜・祝日
無料
JR赤穂線「坂越駅」から徒歩20分