中世の武将・八木氏一族の城や館の遺跡群。鎌倉時代から戦国・豊臣時代にかけて、約400年間にわたって但馬地方を支配した。麓には鎌倉時代の屋敷跡とされる殿屋敷遺跡、南北朝時代の土城(どじょう)の構造を持つ八木土城(やぎどじょう)、さらに豊臣時代に築かれた高い石垣を持つ八木城跡などがある。特に八木城跡は、標高325mの山頂に本丸が築かれ、約300mにわたる城砦と、延べ約100mの範囲で石垣をめぐらせた、大きな山城の遺構となっている。国指定史跡。
JR山陰本線「八鹿駅」から全但バス「下八木」~徒歩40分