明日香村のほぼ中央に位置し、川原寺式とも称される一塔二金堂式伽藍を持つ古刹。1400年の歴史があり、日本書紀や風土記にも登場し、飛鳥四大寺に数えられる。もとは斉明天皇の仮宮「川原宮」のあった場所に建立され、境内、北側の山肌からは、千数百体の三尊磚仏(塑像・レリーフ状の板に彫られた仏様)が出土している。弘福寺(ぐふくじ)は、川原寺の中金堂があった場所に建てられているため、めのう(大理石)を用いた礎石など、飛鳥時代の川原寺の遺構が境内に現存する。天武天皇の時代に、はじめて写経を行った場所とされる写経道場では、写経体験ができる(有料)。
9:00~17:00
入山料(拝観料含む)300円 ※写経セット/1100円・1500円・1800円(入山料含む、お抹茶付き)
近鉄南大阪線「橿原神宮前駅」もしくは近鉄吉野線「飛鳥駅」から明日香周遊バス(かめバス)「岡橋本」もしくは「川原」~徒歩3分