織田信長が大高城を監視するため築き、鷲津砦とともに、桶狭間の戦いの前哨戦の舞台となった砦で、今川方が抑えた大高城から東方約800mに位置する。織田氏家臣の佐久間盛重が、今川方の松平元康(徳川家康)とここで戦い、織田方は陥落したが、後の桶狭間の戦いでは織田方が勝利した。鷲津砦からは東南400m。郭の一部と濠の跡が残り、現在は碑石が建つ。大高城跡、鷲津砦跡とともに国指定史跡。大高駅を起点に、明忠院、鷲津砦跡、長寿寺、丸根砦跡、春江院、氷上姉子神社、大高城跡と巡る約5.7kmの史跡散策コースがおすすめ。
JR東海道本線「大高駅」から徒歩15分