織田信長の父、信秀が築いたとされる尾張国東端の城。後に「小牧・長久手の戦い」で徳川軍についた丹羽氏が約60年間、居城とした。「関ヶ原の戦い」後、一万石の大名となった丹羽氏は三河国伊保(現豊田市内)へ移ったため、岩崎城は廃城となった。城跡には、中世城郭の特徴である土塁や空堀が状態良く残るほか、本丸跡には6世紀の古墳の遺構もある。岩崎は、尾張、三河間を往来する街道の要衝であり、戦国時代の戦略地点として重要な場所であった。昭和62年(1987年)、地元の歴史を後世に残すため地元住民の寄付により城祉公園として整備された。園内にある岩崎城歴史記念館では、この地の土豪であった丹羽氏と岩崎城の関わりや、日進市の歴史に関する資料を見学することができる。
岩崎城歴史記念館/9:00~17:00(入館は16:30)
岩崎城歴史記念館/毎週月曜(祝日の場合は開館)、12月28日~1月4日
入館無料
地下鉄「星ヶ丘駅」・「赤池駅」から名鉄バス「岩崎御岳口」~徒歩5分