標高585.9mの龍王山にある中世の山城跡。戦国時代に、十市遠忠が拠を構えた。のちに松永久秀の支配するところとなり改修された。その後天正8年(1580年)に、織田信長が郡山城を除いて大和の諸城を廃したのに伴い、廃城となった。南・北二つの峰に分かれた連郭式山城で、面積としては信貴山城を抜いて大和一の中世城郭である。現在は、土塁や竪堀の跡、郭などが残っている。南城跡は展望が良く、奈良盆地全体を見渡すことができる。
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