香具山(かぐやま)は、大和三山のひとつで、平成17年(2005年)に名勝指定された。標高152.4mで、畝傍山(うねびやま)や耳成山(みみなしやま)と比べ、三山の中では最も形がわかりにくいが、古代には国見の地であったといわれ、頂上からは金剛から葛城にかけての山々や、特別史跡藤原宮跡が一望できる。古くから神聖視され、万葉集では「天香具山」(あまのかぐやま)と詠われた。山中には、南に天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)、北に天香山神社(あまのかぐやまじんじゃ)、国常立神社(くにのとこたちじんじゃ)がある。
JR桜井線「香久山駅」から徒歩25分、または近鉄「大和八木駅」から橿原市コミュニティバス「南浦町」~徒歩20分