戦国時代から江戸時代初期にかけての武将茶人、古田織部(1543~1615年)の「茶の湯」の世界を紹介する美術館。豊臣秀吉・秀頼のみならず、徳川家康・秀忠父子にも仕えた織部は、千利休の茶の湯を継承しつつ、茶道具の製作、建築、作庭など多岐にわたって活躍し、「織部好(ごのみ)」といわれるほどそのスタイルは亡き後まで流行し、「天下一の茶人」と称された。常設展を設けず、年間2回のテーマに沿った展示替えにより、織部自作の茶杓、書状のほか、織部好みの茶道具などを公開しており、織部独自の“へうげ(ひょうげ)の世界”を堪能できる。
9:30~17:30(入館は17:10まで)
不定休(展示替え期間)
大人500円、大学生・高校生400円、中学生以下300円
地下鉄烏丸線「北山駅」4番出口から徒歩3分