有田川町のシンボルともいえる「あらぎ島(あらぎじま)」は、蛇行する有田川の浸食により、陸地が削り取られ、島のような形が創り出された。江戸時代に村民救済のため、地元の大庄屋が新田を作ろうと開墾したことが始まりと伝わる。現在では大小約50の棚田が扇状に広がり、四季折々に美しい姿を見せる。日本の「棚田百選」に選ばれ、2013年には周囲の景観とともに「蘭島及び三田・清水の農山村景観」として、国の重要文化的景観に選定された。対岸のあらぎ島展望所より見学が可能。※個人の所有地のため、写真撮影などを目的とした棚田への立ち入りは禁止。
あらぎ島展望所まで/JRきのくに線「藤並駅」からバス約1時間「三田」~徒歩5分(本数僅少)、または阪和自動車道「有田IC」・「有田南IC」から車約50分