新宮出身の詩人で作家の佐藤春夫(1892~1964年)の記念館。『田園の憂鬱』、『お絹とその兄弟』、『美しき町』など、大正から昭和にかけて、近代文学の名作を次々と発表した。東京都文京区関口町にあった邸宅をそのまま移築して、平成元年(1989年)11月に開館。2階が展示室となっており、佐藤の詩集、小説、随筆、翻訳の初版本や絵画作品、自作詩歌の書などを展示している。当時を偲ばせる和洋折衷の建物も細部にわたり見どころがある。
9:00~17:00(入館は16:30まで)
毎週月曜(祝休日の場合は開館し、翌火曜休館)、祝日の翌日、毎年12月28日~1月3日
一般330円、中小生160円
JRきのくに線「新宮駅」から徒歩20分