皇室の菩提寺「泉涌寺」の塔頭。鎌倉時代の安貞2年(1228年)、後堀河天皇の勅願所として猪熊八条の地に創建されたが、ご本尊の丈六釈迦如来像(重要文化財)が後水尾天皇を生涯守った由緒から、江戸時代初期に泉涌寺の山内に移転された。丈六釈迦如来像は、鎌倉時代の仏師、運慶・湛慶親子の合作とされ、その身の丈が約5.4mもあることから、古くから「丈六さん」と呼ばれ、身代わりの仏様として親しまれている。毎年4月中旬の「花まつり大法要」では、「百年夫婦桜」と名付けられた樹齢100年を超えるソメイヨシノが満開の中、本堂と内陣の特別参拝が行われる。
9:00~17:00
拝観無料
JR奈良線・京阪「東福寺駅」から徒歩10分、またはJR・近鉄「京都駅」から市バス「泉涌寺道」~徒歩7分