創建1250余年の歴史を有する古社。称徳天皇の時代に、常陸国(茨城県)の鹿島神宮におられた武甕槌命(たけみかづちのみこと)が旅の途中にこの地に立ち寄り、柿の鞭を刺したところから柿の木が生え、この木を崇めて神殿を建て、社名を立木神社と称したのが始まりと伝わる。以後、征夷大将軍の坂上田村麿が東北鎮圧に際し、道中安全と厄除開運祈願として大般若経一部を寄進したことから、交通安全、厄除開運の守護神として崇敬を集めたほか、東海道に面し草津宿に近かったこともあり、江戸時代には参勤交代の諸大名が参拝した由諸ある神社として親しまれてきた。毎年2月3日の節分厄除大祭には、邪気や災いを祓う福銭・福豆の授与が行われ、大勢の参拝者で賑わう。
終日(境内自由)
JR琵琶湖線「草津駅」から徒歩18分もしくは豆バス約8分「立木神社前」下車