神が舞い降りたとされる熊野本宮大社の旧社地で、高さ約34m、幅約42mの大鳥居が立つ。熊野本宮大社はかつて、熊野川、音無川、岩田川の合流点にあたる中洲であったこの地に鎮座していたが、明治22年(1889年)8月の大水害で社殿の多くが流出したため、難をのがれた4社を、500mほど離れた現在の熊野本宮大社の場所に遷座した。「大斎原(おおゆのはら)」には、流失した中四社と下四社を祀る石造の小祠が建てられ、近年はパワースポットとして人気。
JRきのくに線「紀伊田辺駅」から龍神バス約2時間「本宮大社前」下車