元和元年(1615年)、天海大僧正(慈眼大師)が京都・北白川の法勝寺を、現在の場所に移築再建したもの。のちに後水尾上皇から滋賀院の号をうけた。江戸時代末まで、天台座主となった法親王代々の居所であったため、延暦寺一山の総本坊として高い格式を誇る。穴太衆積みの石垣と白壁に囲まれた境内には、内仏殿、宸殿、書院、庫裡、土蔵などが立ち並ぶ。江戸時代初期の小堀遠州の作庭とされる国指定名勝庭園や、狩野派の襖絵(障壁画)を鑑賞することができる。
9:00~16:30
拝観料/大人500円
京阪「坂本比叡山口駅」から徒歩5分、またはJR湖西線「比叡山坂本駅」から徒歩20分