宮本武蔵が作庭したとされる枯山水庭園が有名な、開山400年を誇る日蓮宗の寺。慶長元年(1596年)に秀吉の家臣、藤井新右衛門勝介の寄進により林崎の船上(ふなげ)城下に創立された寺を、明石城築城に伴い元禄4年(1691年)に現在の地に移転。武蔵は、元和3年(1617年)信州松本から明石に移封された小笠原家の客分であったことから、明石城下町割り計画に加わった文献が残る。本堂より西北に隣接する鎮守妙見宮には、戦国武将、島左近が常時崇拝したとされる妙見大菩薩が安置され、本松寺の守護神として祀られている。妙見宮社苑には例年4月中旬から5月上旬まで、ツツジが咲き乱れ、花の名所でもある。
9:00~17:00
山陽電鉄「人丸前駅」から徒歩10分、またはJR神戸線「明石駅」から車約5分もしくは徒歩12分