神戸の中心地・三宮にある生田神社周辺にかつて拡がっていた社叢(しゃそう)。旧生田川(現代のフラワーロード)までを含んだ大森林であり、古くから軍事的な要所であった。平清盛が都とした福原の東大手門にあたり、源平合戦の舞台ともなっている。一方で、古来より風雅な場所として名を知られ、多くの歌枕になったほか、清少納言の『枕草子』にも「杜は生田」との節がある。現在は小規模になったが、クスノキが多く残る都会のオアシスとして人びとの憩いの場となっている。
10:00~16:00
JR神戸線「三ノ宮駅」、阪神・阪急「神戸三宮駅」、地下鉄「三宮駅」から徒歩10分