奈良時代に嬉野山中にあった、利勝山瑠璃光殿の薬師如来像3体のうちの1体を御本尊に安置する、曹洞宗(禅宗)の寺院。室町時代に建立された真言密教の醫王山神宮寺が、天和3年(1683年)に、浄眼寺(松阪市大阿坂町)の十二世實仙耕心大和尚を迎え、山号を東光山と改め、曹洞宗の寺院として再興。天明8年(1788年)に現在の森本城址に移築された。現在の本堂は、大正6年(1917年)に再建されたもので、内部大間の天井に、156枚の絵をはめ込んだ珍しい絵天井の造りとなっている。堂内には、鎮守として、鎌倉時代の定朝作の毘沙門天(北方多聞天王、勢州七福神札所)と梅花観音、弘法大師などを、境内には、ぼけ封じの白寿観音、水子子育地蔵、正一位稲荷などを祀る。
9:00~16:00
法要・檀務(法事、葬儀)中は拝観不可
志納および絵天井拝観料/1人200円
近鉄山田線「伊勢中川駅」西口から車約15分もしくは東口から嬉野おおきんバス「森本集会所」(本数僅少)~徒歩3分