明治から大正期に活躍した、日本を代表する七宝家・並河靖之の七宝、下図、道具類等を所蔵している。建物は明治27年(1894年)に建てられた並河の自宅兼工房であり、表屋、主屋、旧工房、旧窯場が国登録有形文化財に登録されている。庭園は7代目小川治兵衛が手がけ、池の水は琵琶湖疏水から引き込まれている。記念館所蔵の七宝は、靖之が生涯手離すことのなかった品々で、世界の美術界でも重要視されており、何よりも並河の生活と創作の場であった空間で作品を鑑賞できることが、館の見どころとなっている。
10:00~16:30 ※入館は16:00まで
毎週月木曜(祝休日の場合は翌日)、夏季・冬季に長期休館あり
大人800円、大学生・70歳以上600円、高中生400円、小学生以下無料
地下鉄東西線「東山駅」1番出口から徒歩3分、またはJR・近鉄「京都駅」から「岩倉行」の市バス「神宮道」~徒歩5分